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「エビデンスからわかる 患者と家族に届く緩和ケア」がんの本ブログ-今日の一冊(No.1990)

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◆エビデンスからわかる 患者と家族に届く緩和ケア
単行本: 200ページ
出版社: 医学書院 (2016/2/29)
森田 達也, 白土 明美 (著)
言語: 日本語
ISBN-10: 4260024752
ISBN-13: 978-4260024754
発売日: 2016/2/29
商品パッケージの寸法: 21.3 x 15 x 1.5 cm
価格:¥2,484
keyword→palliative care

<内容・content>
 エビデンスがわかれば、緩和ケアに自信がもてる!オピオイドを拒否する患者さんには、その理由を尋ねてみる。終末期の患者さんの、つじつまの合わない言葉に付き合う。現実とかけ離れた希望も、否定せず大切にする。そんな1つひとつのケアが、患者さんと家族の大きな助けになる。日常のケアを裏付けるエビデンスから「今、できる緩和ケア」を考える本。

<目次・table of contents>
第1章 症状コントロールの考え方
 1 オピオイドの使い方
  ▪ オピオイドへの抵抗感は患者の過去のリアルな経験によるものが少なくない
   [ルール] オピオイド導入の説明の仕方の工夫
  ▪ オピオイドの使い分けには,いくつかのパターンがある
  ▪ 定期オピオイドだけでは突出痛はおさえられない(=無痛にはならない)
  ▪ 適切なレスキューの投与量は1日量の1/6とは限らない
   [コツ] レスキューは「使っても大丈夫」が伝わる指導を
   [コツ] 突出痛にはどの薬を使うかよりも,「すぐ使えること」が必須
   [コツ] 突出痛には刺激を避けるのが原則
   [コツ] フェンタニル口腔粘膜吸収剤の注意点と正しい使い方
   [コツ] オピオイドの副作用対策の工夫いろいろ

 2 アセトアミノフェンの使い方
  ▪ 中用量のオピオイド投与中なら,アセトアミノフェンを足すと鎮痛効果が高まる
  ▪ 高用量のオピオイド投与中には,アセトアミノフェンを足しても鎮痛効果は得られない
   [コツ] アセトアミノフェンを効果的に使うコツ

 3 鎮痛補助薬でわかっていること
  ▪ リリカ® はオピオイドによる鎮痛を「中程度(ある程度)」強める
  ▪ ケタラール® は,比較試験では実は「効果なし」!?
   [ルール] 鎮痛補助薬の使い方-現時点での妥当な考え

 4 呼吸困難への対処
  ▪ モルヒネが有効な場合,ごく少量で効く-「増やしすぎ」に注意
  ▪ モルヒネの効果は,実はそんなに大きくない
  ▪ 「モルヒネで酸素飽和度は下がらない」というエビデンスの本当の意味
   [ルール] 呼吸困難に対してモルヒネが効く病態と危ない病態
  ▪ 「冷たい風を顔に当てること」が呼吸困難を和らげる
   [ルール] モルヒネだけに頼らない! 息苦しさへのケア

 5 嘔気と消化管閉塞への対処
  ▪ 制吐治療には2つの大きな方針がある
   [コツ] 制吐剤の使い方の要点いろいろ
  ▪ サンドスタチン® は効かないかもしれない!?
   [コツ] 患者に負担をかけないサンドスタチン® の具体的な投与方法
  ▪ ステロイドは消化管閉塞の開通に少し有効である
   [コツ] 患者にやさしい胃管の説明の仕方,使い方

 6 倦怠感を軽減する方策
  ▪ リタリン® は倦怠感を改善しない
  ▪ 看護師による患者への電話モニタリングは,倦怠感を緩和する
  ▪ ステロイドは倦怠感を確実に改善する
   [コツ] 患者が「実感できる」倦怠感に対するステロイドの使い方
   [コツ] 眠気(倦怠感)を生じる薬剤を減らす方法

第2章 精神的サポート,家族へのサポート
 1 QOLって本当は何のこと?
  ▪ 医療者からみた「いいQOL」と患者の「いいQOL」は違う
  ▪ 日本人にとってのgood death(グッドデス)
   [ルール] 日本人のgood death (1)他人に弱った姿を見せたくない
   [ルール] 日本人のgood death (2)心残りがない
   [ルール] 日本人のgood death (3)病気や死を意識しないで過ごせる
   [ルール] 日本人のgood death (4)できる限りの治療を受けられる
   [ルール] 日本人のgood death (5)伝えたいことが伝えられる
   [コツ] QOLの個別性を考えるキーワード

 2 希望を支える
  ▪ 患者は「平均値」ではなく「私個人」のことを知りたい
  ▪ 「希望」とは何か-現実とかけ離れていても希望をもつことに意味がある
  ▪ 「希望をもちながら心の準備をする」ための具体的な方策
   [ルール] 希望を支えるための考えの筋道

 3 患者の「負担感」と「迷惑」
  ▪ 日常生活を支えるケアのなかに,患者の負担感を和らげるものがある
   -家族が教えてくれること
  ▪ 「してもらっている」感を減らし,「してあげている」感を増やす

 4 スピリチュアルケア
  ▪ 日本人にとってのスピリチュアルケアを語ることが難しい理由
  ▪ 日本人は宗教的ケアを好まない?
  ▪ 短期回想法はスピリチュアルケアとして有用である
  ▪ dignity therapy は,欧米人にはスピリチュアルケアとして有用だった
  ▪ dignity therapy は日本でも使えるか?
  ▪ 患者が最終的に望むのはシンプルなこと-「よく聞いてくれる」「わかってくれる」
   [コツ] 日常臨床に取り入れられる日本人に合った「スピリチュアルケア」

第3章 死亡直前期の緩和ケア
 1 死亡直前期であることを示す兆候とよい看取り
  ▪ がん患者のADLは,亡くなる1~2か月前に急激に低下する
  ▪ 患者の週単位,月単位での予後を予測するスケール:PPI
  ▪ 「そろそろである」ことを示す7つのカテゴリ
  ▪ 死が差し迫っていることを示す身体兆候
  ▪ 死が差し迫っている兆候は全員に生じるとは限らないから,
   「今日は大丈夫か」を判断するのは難しい
  ▪ 死亡前日でもバイタルサインの変化はない
  ▪ 「看取りのパンフレット」は家族の助けになる
  ▪ 家族の看取りのつらさや満足度を左右する医療者の態度とは?
   [コツ] 死亡前後の説明の仕方-いいと思った流儀

 2 せん妄の時の家族へのケア
  ▪ 終末期せん妄は「疾患」なのか,自然経過なのか
  ▪ 終末期せん妄は,原因によっては回復することがある
   [コツ] 死亡直前期でも,せん妄の悪化を防ぐためにできること
  ▪ せん妄の「何がつらいか」は,患者と家族で異なる
  ▪ 家族の体験が教えてくれる終末期せん妄のケア
  ▪ 看護師が「心配な時にそばにいてくれること」は確かに家族の助けになる
   [ルール] 終末期せん妄の患者,家族へのケアの実践例あれこれ
  ▪ お迎え現象-「科学モデルを超えたもの」の存在を知る

 3 患者が食べられない時のケア
  ▪ 輸液は患者の苦痛を増すことがある
  ▪ 死亡直前期の輸液は自覚症状を改善しない
  ▪ 終末期の輸液の「意味」を感じる患者や家族もいる
  ▪ 家族の「点滴してほしい」は,「何もしてあげられない気持ち」や自責感の裏返し
   [コツ] 末梢点滴が行えなくてもできる皮下輸液

 4 鎮静の時のケア
  ▪ 鎮静と安楽死の違い-基本的な考え
  ▪ 鎮静は生命予後を短くしない
  ▪ 鎮静は苦痛をほぼ確実に緩和し,死亡に至る合併症はまれである
  ▪ 鎮静を受けた患者の家族がつらいのは「話ができなくなること」
   [ルール] 鎮静の時のワンポイントケア

 5 終末期の意思決定とアドバンスケアプランニング
  ▪ 終末期の話し合いは患者のQOLに強く影響する
  ▪ 病院死やICUでの死亡の場合,遺族の苦痛は強くなる
  ▪ 患者の死亡場所で最もQOLが高いのは自宅である
   [コツ] 終末期の意思決定に使えるキーフレーズ

  ▪ おわりに
  ▪ 索引

<著者情報・author information>
森田 達也(もりた たつや:MORITA Tatsuya)
 聖隷三方原病院副院長 緩和支持治療科部長
白土 明美(しらど あけみ:SHIRADO Akemi)
 聖隷三方原病院臨床検査科

Links(Author's world・著作とその世界)
医学書院(Igaku-shoin)
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